みなさん!こんにちは!

今日は車の安全の為に最も重要なブレーキのお話しです。

ブレーキとは「車を停止させる為の装置」という事は皆さんご存知だと思います。
では、どんな構造でどんな種類があってどんな特性があるかご存知ですか?

 

ブレーキの種類にはディスクブレーキとドラムブレーキがあります。
こちらがディスクブレーキ
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タイヤと共に回転しているディスクローターをディスクパッドで挟んで回転を停止させる方式です。
このブレーキの特性は放熱性に優れているので水や汚れをはじきやすく安定した制動力が確保できます。
そして、こちらがドラムブレーキ
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開けるとこんな感じです。
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タイヤと共に回転しているブレーキドラムをブレーキライニングで内側から押して回転を停止させる方式です。
このブレーキの特性は構造が簡易で低コストであるという事で一般的に後輪側のブレーキとして使われています。
(昔の車は前後共ドラムブレーキという車も沢山ありましたね~)

 

一部、高級車やスポーツタイプの車には、より安定した制動力が求められる為、前輪・後輪ともディスクブレーキが使われている車両もあります。

 

そして使用過程において摩耗していくのがディスクパットとライニングです。

 

ブレーキ関係は車検時や1年点検時に必ず点検しますので摩耗具合によっては交換をおススメします。

もし、使用限度を超して使用した場合ディスクローターやブレーキドラムを傷つけてしまって高額の出費を覚悟しなければならなくなってしまします。

そして各ブレーキを作動させているもう一つ重要な役割をしているのがブレーキオイルです。

ブレーキは非常に高温になることから沸点(液体が沸騰し始めるときの温度)の高い専用のブレーキオイルを使用しています。(一般的に水は一気圧下では100℃で沸騰します)

こちらも使用過程において沸点が下がってきますので定期的な交換が必要になってきます。

では、沸点が下がるとどうなるか?

配管内のブレーキオイルが沸騰しやすくなります。

そうするとブレーキオイルの配管の中に気泡ができてブレーキペダルを踏んでも油圧がかからず
ブレーキが効かない(ベーパロック現象)という恐ろしい事態になってしまいますので
車検毎の交換をおススメします。

如何ですか?ご自身の安全を守っているブレーキの事、少しはご理解頂けましたか?
しっかり点検・整備して楽しいカーライフをお過ごし下さい!

 

 

店長の原でした!